お腹いっぱい食べてもいいダイエットは安全?
最近、お腹いっぱい食べてもいいダイエットが流行しているようです。
このダイエット方法は、どれだけ食べても痩せることができると言う夢のようなダイエット方法で、ストレスなく痩せることが出来ると言う評判ですが、安全に痩せることが出来るのでしょうか?
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お腹いっぱい食べてもいいダイエットとは?
“お腹いっぱい食べてもいいダイエット”とは、糖質の多く含まれる炭水化物を摂取せず、タンパク質だけを摂取して痩せるダイエット方法です。
米やパンなどの主食を食べずに、肉や卵などのタンパク質を主食にするダイエット方法で、一般的に言う“糖質制限ダイエット”のことです。
炭水化物は、身体に必要な三大栄養素のひとつです。
どこの国でも、バランスよく栄養をとりましょうと謳われています。
しかし、糖質制限ダイエットは、健康に痩せることが出来ると言われています。
本当に安全なんでしょうか?
糖質制限ダイエットが痩せる理由
糖質を制限すると、インスリンの分泌が少なくなります。
インスリンは細胞のエネルギーである糖を細胞に運ぶ役割があります。
ところが、糖を過剰に摂取すると糖を脂肪として細胞に蓄積する役割もあります。
これが、インスリン=肥満ホルモンと呼ばれる理由です。
つまり、糖質を食べなければ脂肪として蓄積されないから太らないと言うことです。
さらに、糖が不足すると蓄積された脂肪が糖に分解されることから痩せると言うことです。
脂肪が蓄積されずに分解される…正に願ったり叶ったりのダイエット方法ですね。
- 細胞に糖を脂肪として蓄積させない。
- 細胞の脂肪を糖に分解して減らす。
- 消化活動のカロリー消費率をあげる。
お腹いっぱい食べてもいいダイエットの方法
“ご飯やパンなどの糖質を多く含む食品は食べない。”
これだけです。
1日3食、全ての糖質を抜くとパーフェクトです。
でも、無理せず続けるのがダイエットを成功させる秘訣です。
- 最初は、夕食の糖質を抜く。
- 次に、昼食の糖質を抜く。
- 最後に、朝食の糖質を抜く。
と言うような段階でダイエットします。
夜は寝るだけなのでエネルギー消費量が最も少ないことから、夕食の糖質が最も脂肪として蓄積されるます。
1日3食、全ての糖質を抜くことが難しい方でも、夕食の糖質を抜くだけでも効果的だと言われています。
糖質制限ダイエットで食べてはいけない物
糖質制限ダイエットで食べてはいけない食品の一例は下記の通りです。
穀物類 | 米、餅、小麦粉、パン類、麺類(うどん、そば、中華麺、パスタ)、ピザ、餃子の皮、点心の皮、コーンフレーク、ビーフン |
豆類 | 緑豆(はるさめ)、えんどう豆、あずき、いんげん豆、ひよこ豆、おたふく豆、きんとき豆、うずら豆、調整豆乳 |
いも類 | じゃがいも、ながいも、さつまいも、くずきり、タピオカ |
魚類 | ねり製品、佃煮、味付け缶詰 |
肉類 | 味付け缶詰 |
野菜類 | ニンジン、かぼちゃ、とうもろこし、ゆりね、れんこん、甘い味付けの漬け物 |
きのこ類 | 佃煮 |
藻類 | 佃煮 |
種実類 | くり、ぎんなん、カシューナッツ、アーモンド、ピスタチオ、らっかせい |
乳製品 | コーヒーミルク、加糖練乳、加糖ヨーグルト |
果実類 | バナナ、いちご、りんご、夏みかん、びわ、その他果実全般、ジャム、ドライフルーツ 、缶詰 |
調味料 | 砂糖、ソース(ウスター、トンカツ、オイスター、チリ)、コンソメ、顆粒風味調味料、ルー(カレー、ハヤシ、シチュー)、酒粕、蜂蜜、甘味噌(白みそ)、焼き肉のたれ、ポン酢、コーンスターチ |
菓子類 | 砂糖の入った菓子、スナック類、米菓子 |
嗜好飲料 | ビール、清酒、発泡酒、ワイン、梅酒、白酒、スポーツ飲料、100%果汁ジュース |
これは一例で、これ意外にも糖質の多い食品があります。
糖質制限ダイエットで食べていい物
糖質制限ダイエットで食べてもいい食品の一例は下記の通りです。
豆類 | 大豆(ゆで)、大豆製品(豆腐、揚げ、おから、納豆、湯葉)、無調整豆乳 |
いも類 | こんにゃく、しらたき |
魚類 | 魚類、貝類、いか、たこ、えび、かに、水煮缶詰 |
肉類 | 牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉、その他の肉類、加工品(ハム、ソーセージ、ベーコン)、鶏卵、うずら卵 |
野菜類 | レタス、キャベツ、白菜、ほうれん草、小松菜、サラダ菜、春菊、モロヘイヤ、チンゲン菜、菜の花、三つ葉、玉ねぎ、長ネギ、ニラ、わけぎ、なす、トマト、トマトジュース、きゅうり、ブロッコリー、カリフラワー、セロリ、パセリ、アスパラ(グリーン、ホワイト)、ピーマン、ししとう、枝豆、絹さや、いんげん、スナップエンドウ、うど、とうがん、ずいき、あさつき、みょうが、ぜんまい、わらび、大根、かぶ、しょうが、ごぼう、タケノコ、 |
きのこ類 | えのき茸、生椎茸、キクラゲ、ヒラタケ、しらたけ、マッシュルーム、エリンギ、しめじ、なめこ、まつたけ、まいたけ、 |
藻類 | 昆布、のり、わかめ、あらめ、寒天、ところてん、ひじき |
種実類 | ごま、くるみ、松の実、かぼちゃの種、ひまわりの種 |
乳製品 | チーズ、バター、生クリーム、ヨーグルト(無糖) |
果実類 | アボガド |
調味料 | 醤油、マヨネーズ、みそ(白みそ以外)、塩、香辛料、酢、みりん |
油脂類 | サラダ油、ごま油、ラード、バター |
嗜好飲料 | 焼酎、ウォッカ、ウイスキー、ジン、ブランデー、コーヒー(無糖)、紅茶(無糖) |
これは一例で、これ意外にも糖質の少ない食品があります。
まとめ
糖質を制限すると脂肪がつきにくく、痩せやすいことは間違いないと思います。
ただし、バランスの悪い食生活になってしまうことから、絶対に健康的なダイエット方法とは言えないと思われます。
せっかく痩せても美容と健康を損なう恐れもありますので、短期間のダイエットには適しているかもしれません。
ただ、急激に脂肪を消化して痩せると言うことは、余った皮膚がタルタルになってしまうかもしれません。
さらに、細胞に蓄積された脂肪を分解する時にケトン体が発生します。
ケトン体は、酸っぱ臭いんです。
駅のトイレの臭さに匹敵するほど臭いらしいので、糖質制限ダイエット中は体臭にご注意下さい。